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前から興味をひかれていた「ネトゲの嫁が(以下略)」の原作を読みました。
うん・・・アニメ版のスタッフがとてつもなく優秀だったと改めて感じました。
(今年の春はネトゲの嫁に三者三葉に、はいふりと良作が多かった気がします)
私はラノベは全くといって良いほど読まないタイプで、
これまでの人生でゲームのノベライズ小説を4冊ほど読んだぐらいで、
まさにラノベ!といったものはこれが初めてだったのですが・・・
媒体が映像か文章かで、ここまで変わるものなんですね。
アニメではイケメンだった主人公も、ラノベだとこうなるのか。ある意味、良い体験。
この物語って簡単に説明すると、ネトゲで結婚システムを利用したら、
相手のプレイヤー(超美少女)が学校に来て「私はあなたの嫁です!」と言ってきました、
わー困ったなぁ(棒読み)という話なのですが、アニメは上手く改変していたようですね。
特に主人公の性格が。
何だかんだで脚本家さんって偉大なんだなと思いました。
内容は同じでも口調や表現を変えるだけで印象がガラリと変わってしまう。
この小説のキモって仮にヒロインが美少女でなくても、
主人公はこの娘を好きになっただろうかという点に集約されると思うのですが、
アニメでは主人公の保護者的側面が強調されて上手く表現出来ていたんですよね。
逆に原作は彼氏としての側面が主に描かれているので、
ちょっと説得力が弱い気がするような・・・まぁ、文句があるなら読むなですね。
そう思うと途中から主人公のDQNぷりに半分困惑しながら見た「のうりん」なんかは
まさに原作をそのまま表現した作品だったのかもしれません(原作読んでないけど)
「のうりん」の主人公って、自分は筋金入りのドルヲタのくせに、
アラサーだかアラフォーの独身女性で結婚願望が異常にある担任を小ばかにしている
わりと畜生な奴で、自分だってオタクとバカにされているくせに未婚の女性を嘲笑する
昨今のキモオタと精神構造がまんま同じでゲンナリしたのですが、ある意味、ラノベらしい
主人公だったのかもしれない。まぁ、いずれにせよ、ラノベはもう読まないかな・・・