前回の続き。
新しいハード機が普及されない限り
ソフトは廃れないという説に則り
(ニンテンドーDSが普及するまで
ゲームボーイアドバンスのソフトが
普通に作られ続けていたように)
スマートフォンに代わる
次世代通信機が普及しない限り
規模を縮小しつつも続いていく
ということを書いたわけですが
今回は
ゲームとギャンブルの融合娯楽である
ソーシャルゲームが抱える矛盾
について考えていきたいと思います。
まず、ソーシャルゲームは
①TVゲームを継承した「クエスト」と
②ギャンブル性の高い「ガチャ」
の二部構成になっている
という理解を前提にして
ゲームやギャンブルにおいて
重要なのは何かという点について
考察してみます。
結論から言えば、
それは
公平性だろうと
私は捉えています。
Eスポーツという言葉が
市民権を得つつありますが、
スポーツのゲーム(試合)と
テレビゲームの対戦は通じる所があり
簡単に言えば
ズルをしてはいけない
という暗黙のルールがどちらにもあります。
上の動画は
みんなのゴルフの対戦動画ですが
キャラが誰かとか
どのゴルフクラブを使うとかが
勝敗に決定的な影響を与えていない
ことがわかると思います。
特定のキャラを使うことで
ボールの飛距離が倍になるとか
5割の確率で
ホールインワンになるとか
そういうズルのようなキャラは存在しません。
(なお、この動画は私が見た
みんごる動画ではぶっちぎりで面白いです)
公平性をユーザーが重んじる
というのはストーリー部分でも同様で
たとえばスタッフの手によって
特定のキャラがひいきされる一方で、
当て馬とばかりに別のキャラが冷遇される
といった事態が起きると非難轟々になります。
「ゼスティリア ロゼ」とか
「俺屍2 夜鳥子」とかで検索すれば
わかると思います。
意外とみんな中身を気にするんですよね。
ゲーム版13日の金曜日。
ジェイソンと人間側との
リアル鬼ごっこである本作でも
ジェイソンの種類こそあれ
どれも一長一短で一部のジェイソンが
滅茶苦茶強くて人間側が逃げ切れない
ということはなく
人間側も修理が得意なキャラ、
反撃に特化したキャラ、気配を消すのが
上手いキャラといった風にそれぞれ特徴が
ある一方で、特定のキャラが異常に強くて
殺すことが出来ないといったことがありません。
どちらかと言えば
このゲームは
相手がどこに逃げるか予測して
いそうな場所にワープしたり
格闘に強いキャラに
ジェイソンを足止めさせて
その間に自動車を修理したりといった
頭脳戦がメインなんですよね。
キャラの差別化がされているといっても
それは頭脳戦を妨げないレベルであって、
馬鹿でも勝てるようにはなってないのですよ。
プレイヤースキルを競う。
これがゲームの基本的原理です。
技術を競うためにも
ゲームは公平でなければならない。
テニスの勝敗が
ラケットの性能で決まらないように
テレビゲームでも、
内容を面白くするためにルーレット
(マリオカートで言えば
アイテムをランダムで入手させる)要素は
あっても、
100時間プレイした人間が
10時間プレイした人間より
良いアイテムを手に入れやすい
などという調整は存在しなくて
誰でも等しい条件で
プレイするように強いられています。
本家ぷよぷよで言えば、
アルルを選ぼうがドラコを選ぼうが
連鎖のしやすさに変わりはないし
シグを使うと
おじゃまぷよの落とす倍率が
倍になるとかそういうのはないです。
あくまでキャラのセレクトは好みであり
どのキャラを選ぼうと勝敗には響きません。
以上を踏まえた上で
ソシャゲを見てみると
これがまー、
公平性など知ったことかという
ひどいありさまになっているんですね。
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