ぷよクエ道場

子供の時から病弱で
病院生活がデフォだったので

何をするにも消極的だった
（身体的に無理だと考えてしまう）
娘だったのですが、

プロデューサーの毒牙にかかり
アイドルを始めてみたところ







心のどこかでは何かを達成したい、
自分を信じたいという気持ちがあったようで

真剣に練習をするようになっていきます。


というか、真剣過ぎて
過度にトレーニングを積んで
本番のデビューライブでは歌った後に
倒れてしまっていたりする・・・（汗）





強面がコンプレックスだった
関ちゃんにも通じることですが、

シンデレラガールズって

普通ならモブ役どまりであろう
マイナーな娘を主役にしてくれる

というところがあって
そこが大変素晴らしいと思うんですよね。






大抵の物語は
主人公は1人だけだし、

ヒロインが複数いたとしても、
その中で勝てるキャラは限られている

のですが、
アイマスは全てのキャラに
スポットライトを当てようとする
のですよね。

歌自体も多様性を
テーマにしたものがあって、

例えば『リトルリドル』には

「わかりあえなくても
　変わり者かも
　でも
　歩みを進めよう
　自由はそこにある」

という歌詞があります。




馬鹿馬鹿しいと言えばそれまでですが、
双葉杏というキャラクター自体が

「一生懸命に働くのは良いことだ」
「怠けるのは悪いことだ」
という、わりと納得されている
価値観に対して一石を投じているように


それぞれのキャラを尊重するということは
1人1人の考え方や生き方に
理解を示そうとする行為であり、


かなり多文化主義的なゲームだよなあ
と私は結構、感心している。

大げさかもしれませんけど。





私、アメコミなら
X-menが一番好きなんですけど、

それはあの漫画自体が
差別や偏見に対してノーという
言葉を叩きつけているからで、


初期のディズニー映画のような
白人しかヒロインになれない
・・・というか白人しか出て来ない作品
とはかなりレベルが違うんですよね。


アイマスはX-menのように
直接の表現はとらないけれど、

中身をよく見れば
多様なタイプが肯定されていて

ハーフやアジア・中東出身の外国人も
アイドルになることが出来て、
ヒロインの年齢層もかなり広い。


まぁ、要するに
かなりリベラルな作品であり、
愛国者様風に言えばパヨク（笑）
な作品なんですよね。





友達と一緒にハンバーガー屋で
ポテトを食べることすら
ろくに出来なかった娘に
輝けるステージを用意する。


この北条加蓮というキャラクターは
人気投票でもベスト5に君臨する強キャラ
なのですが、まぁ・・・納得ですよ。


さっきも書きましたが、
バックボーンがバックボーンなだけに
歌に対する姿勢が真剣そのもので

オーバーに表現すれば
声優さんの怪演もあって、

まるで命が燃えるような
ライブパフォーマンスをするんですよね。




気になる人は
『Trinity　Fild』のPVを見ると良い
と思います。


（この歌は加蓮が
　センターを取っているので）







ごちゃごちゃ書きましたが、

やっぱりアイマスは
キャラクターの造形が見事だなと。

そう思います。

今回は紹介できなかったけど、
隣の高森藍子も良いキャラですよ。

ネタでなくマジで。




ただ、べた褒めして何ですが、

デレステに限っては
この多様性のあるキャラクターを
糞みたいなストーリーで台無しに 
しているというふざけたことが
されているんですよね。


いわゆるキャラ崩壊というか
キャラ設定の崩壊というか。

そんな感じです。


イベントストーリーの
プロデューサーの凄まじさは
もう筆舌に尽くしがたいレベルで、

彼の逆鱗に触れたがために
1年以上、登場しない声付きアイドル
とか普通にいますからね。





私はモバマスが本家だと思っているので
マジギレはしませんが、

デレステのイベントストーリーは
本当にひどい。

つまらないだけのシナリオは
いくらでもありますが、

これはそういうレベルではなく
ユーザーの価値観に悪影響を及ぼす
害悪あるものだと言ってもいいぐらいです。


たまに良い話を書くのですが、
ライターの見識の狭さが
如実に伝わると言うか。うーむ。


とても美味しいパスタを作るお店の
支店に行ったら、メニューから
パスタが消されていたような。

そんな感じ。


そこがデレステのユーザーが減って
ガルパのユーザーが増えている
最大の原因だと私は思うんですよね。



無料10連とか
特別チケットとか
本当、神企画を練ってくれていますが

肝心かなめの部分にも
メスを入れてもらえればなと感じる次第です。